スロットルコントローラーはアクセルペダルポジションセンサーからECUに送られるデータを実際のアクセル開度とは違う数値に変えてECUに送りレスポンスアップさせる装置で様々なメーカーから販売されています。
コーディングは車の特定の機能を有効化、無効化する事です。アシストシステム、ハンズフリーなどのオプションサービスが搭載されていて、これらの機能がすべてメーカーにより有効化されているわけではありません。
ここからは実際にベンツW204後期エンジン形式M270の車両にスロコン取り付け、後にコーディング施工に至るまでの経験を元に、スロコンとコーディングの私が感じたメリット、デメリットを話します。お役に立てれば幸いです。
スロコンでレスポンスアップ!?メリット、デメリットは?
走り出しがもっさり!アクセルレスポンス悪い!そこでスロコンを取り付けました。多くのメーカーから発売されていて、モード切替でレスポンスを変えられます。取り付け後の走行では、もっさり感が無くなり出だしは「速い」と感じました。ただパワー、トルクが上がった訳ではないので、あくまでも出だしのアクセルレスポンスが良くなっただけです。
しかし数か月後メーター内のESP警告灯が突然点灯!制御が入りエンジンパワーが出ない…これ結構焦ります。アクセル踏んでも車が進みません。走行中は危険で怖いです。
原因を調べてもらうため、スロコンの電源をOFFの状態でディーラーへ向かおうと…警告灯が点灯しません!ディーラーでテスター診断した結果問題なし。様子を見ることに。スロコン起動でESP警告灯点灯です。ベンツECUは賢いのかスロコンに騙されませんでした。専門店での購入取り付けで対応車種だったので原因は分かりませんが取り外す事にしました。メーカーや車種、個体差など様々あると思いますのであくまでも1事例です。
メリット アクセルレスポンス向上、加速力アップ。スイッチOFFでノーマル状態に戻せる。
デメリット 費用がかかる。個体によっては不具合が起きる可能性がる。長期使用での車両への影響が未知数。アフターパーツなので車両不具合でのメーカー保証が受けられない可能性がある。機器なので故障する可能性がある。走行中のトラブルは危険。
コーディング!?そんな事ができるのか!!メリット、デメリット!
専門店での施工です。スロコンでの経緯を話したところ、コーディングで改善できるとのことでお願いしました。
1アクセル・ペダル特性曲線 値 オートマチックトランスミッション→特性曲線No3 2エンジン・トルクのリミッタ 値 作動→非作動 エンジン・トルクリミッタ「2」値 作動→非作動に変更しました。
施工後はもっさり感がなくなり、アクセルレスポンスも良くなり運転しやすくなりました。燃費などにも特に影響もなく、ディーラー入庫も問題ありませんでした。
メリット アクセルレスポンスアップ。ディーラー入庫、メーカー保証の問題がない。車の隠し機能なので車両への影響がない。
デメリット 費用がかかる。
最後に
アフターパーツは車両との相性もあるのかと思います。スロコン使用での突然のトラブルなどを考えると、コーディング施工の方が安心感があると思います。スロコンパーツ代、取り付け工賃とコーディング施工代ではショップにもよると思いますがコーディング施工代の方が若干安く済みました。
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